ひろせ日記

クレジットカード現金化で初逮捕

おはようございます。

高松は、今日も朝から暑いですね～。 早くも油のような汗をかいています。

さて、昨日こんなニュースを目にしました。 まぁ世間一般にはそんなに大きなニュースではないかも知れませんが、我々の業界には、結構、重要なニュースかもしれません。

「カードで貴金属買わせ「現金化」 出資法違反容疑で逮捕」

所謂、『クレジットカードの現金化』ですね。 消費者金融やカード会社などからお金を借りれない人などを対象に、客にクレジットカードで(自社の)商品を買わせ、その代金の9割くらいをキャッシュバックする方法です。

商品といっても、原価数百円程度のアクセサリーなどです。それを、数十万円で売り、その9割程度をキャッシュバックする。 代金はカード会社から立替払いされ、客はカード会社にお金を支払う仕組みです。業者は、取りっぱぐれの心配がありません。 客は、カード会社に代金を払い続けます。 恐ろしい。。。

『違法性はありません!』とか『便利で安心です!』などの宣伝文句ですが、仕組みを見ると、とんでもないことがわかると思います。 ためしに「クレジットカード現金化」で検索してみてください。

債務整理の現場でも、クレジットカードの現金化で、借金をさらに増やしてしまった人がよくいます。貸金業法の改正で、「借金の年収の3分の1以上の借金ができない」という総量規制ができましたが、カードショッピングは別枠になっています。 総量規制により、お金を借りれなくなった人を狙っているのです。 カードショッピングも実際は借金なのに。

警視庁によると、出資法違反でカード現金化業者が逮捕されるのは全国初との事です。 今回のケースは、客の目的はあくまで借金で、同社の実態はヤミ金融だと判断されたそうです。

カードショッピングの現金化は、対応が難しいです。安易に利用するのはやめてください。 カードショッピングの現金化を利用するような状態は、多重債務の末期症状であることが多いです。 周りに利用している人がいたらやめるように言ってあげてください。

解決方法は、他のところにあるはずですから。