ひろせ日記

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相続について思う事2

こんばんは。

先日、司法書士会で行われた、税金に関する研修に参加してきました。 その中で、とても印象に残った事があります。

講師をしてくださったのは税理士の方です。

講義の中で、講師の先生が「贈与税は、相続税より高いと思っていませんか?」というような趣旨の事をおっしゃいました。

私は、正直なところ「当たり前やん!!」と思ってしまいました。

贈与税、相続税ともに課税価格によって税率が異なります。

例えば課税価格が、2000万円の場合

贈与税の税率は、50%です。(控除225万円)

これに対して、相続税の税率は15%です(控除50万円)

さらに、相続税には手厚い基礎控除があるので、実際に相続税を納めなければならない人はごく少数です。だから、「贈与税が相続税より高い」と一般に思われています。

確かに、その通りなんですが、続きがあります。

「贈与は、自分の好きな分だけあげられるけど、相続はそうはいかない。」と。

この意味は、贈与は、自分の生きている間に行うので、自分の好きな量だけ財産を贈与できる。つまり、贈与税がかからない分量だけ贈与することもできる。 (贈与税には毎年110万円の基礎控除があるので、この金額以下なら、贈与税はかかりません。また、住宅取得資金などに関する非課税制度もあります。)

しかし、相続は、死亡によって有無を言わさず、財産が移転するので、その量をコントロールできません。相続税が掛かるくらい財産がある人にとっては、贈与税より相続税の方が高い場合もあるってことですね。

この話は、税金という観点から観た話ですが、「贈与は自分の好きな分だけ、」というのがポイントです。

節税も重要ですが、自分の生きているうちに、自分の意思で行い、それを自分で確認できる。 これが生前贈与の一番のメリットかも知れません。

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