ひろせ日記
司法書士試験に合格したら、すぐ独立しないといけない?

相続の相談なら香川県高松市の「ひろせ司法書士法人」司法書士・行政書士の廣瀬修一です!
司法書士試験の筆記試験、合格発表がありましたね。
合格された皆さん、本当におめでとうございます。
長い受験勉強を経て、自分の受験番号を見つけた瞬間は、きっと忘れられないものになると思います。
私も自分が合格したときのことは、今でも覚えています。
懐かしいなぁ~
さて。
合格した喜びも束の間、今度は、
「これからどうする?」
という問題が出てきます。
司法書士事務所に就職するのか。
すぐに独立開業するのか。
今の仕事を続けながら考えるのか。
特に東京や大阪などの都市部では、司法書士の求人もたくさんあります。
一方で、
「大きな事務所に入ったら、同じような仕事ばかりすることになるんじゃないか」
「ちゃんと司法書士として実務を身につけられるんだろうか」
そんな話や不安を耳にすることもあるかもしれません。
かといって、
「じゃあ、いきなり独立?」
と言われても、それはそれで不安ですよね。
前回の記事では、私が香川県で司法書士試験に合格した後、神戸の司法書士事務所で3年間勤務し、その後香川県に戻って独立開業した話を書きました。
今回は、その続きです。
私は3年間、司法書士事務所で勤務しました
私は香川県で司法書士試験に合格しましたが、当時の香川県では司法書士有資格者の求人がほとんどありませんでした。
そこで、実務を学ぶために神戸へ出ました。
結果として、この3年間は今の私にとって大きな財産になっています。
とにかく、たくさんの案件を経験させてもらいました。
不動産登記、商業登記、相続など、実際の案件を目の前にして、自分で考え、調べ、先輩に教えてもらいながら仕事を覚えていきました。
司法書士試験に合格したからといって、その翌日から司法書士の仕事が全部できるようになるわけではありません。
試験勉強で身につけた知識と、実際の仕事との間には、やはり距離があります。
お客様から話を聞くこと。
お客様に必要なことを説明すること。
金融機関や不動産会社、税理士などの関係者とやり取りすること。
そして、予定どおりにいかない案件に対応すること。
こういうことは、実際に仕事をしながら覚えていく部分がかなりあります。
私は神戸での3年間で、それをかなり濃密に経験することができました。
前回の記事で「倍速で仕事を覚えた」と書きましたが、本当にそんな感覚でした。
だから私は、都市部の司法書士事務所や司法書士法人で、たくさんの案件を経験することも、とてもいい選択だと思っています。
もちろん、すぐに独立する道もあります
一方で、「司法書士は何年間か勤務してからでなければ独立してはいけない」
と言いたいわけでもありません。
合格後すぐに独立して、立派に事務所を経営している司法書士もたくさんいます。
自分で仕事を取り、分からないことを調べ、周囲の司法書士に教えてもらいながら成長していく。
勤務とはまた違った経験が得られることでしょう。
それも一つの道です。
司法書士は、独立開業できる資格です。
自分の事務所を持ちたい。
自分なりのやり方で仕事をしたい。
地域に根を張って、自分の名前で仕事をしていきたい。
そう考えて司法書士を目指した方もいるでしょう。
その気持ちは、とてもよく分かります。
私もそうでした。
香川県で独立するのも、なかなかいいですよ
そして、香川県で独立開業することにも、いいところがあります。
香川県司法書士会は、それほど大きな司法書士会ではありません。
その分、司法書士同士がお互いの顔を知っていて、つながりがあります。
開業したばかりの頃は、分からないことなんていくらでもあります。
私も香川県に戻って開業してから、先輩や仲間の司法書士にたくさん助けてもらいました。
「こんな案件が来たんだけど、どう考えたらいいんだろう」
「こういう場合、実務ではどうしてる?」
そんなことを相談できる人がいるということは、本当にありがたいことです。
私が独立したばかりの頃には、司法書士仲間でフットサル同好会を作って、毎週のようにフットサルをしていました。
今思えば、あの時間のおかげで仲間が増えたところも大きかったように思います。
仕事の相談だけではなく、一緒にボールを蹴って、終わったらくだらない話もする。
そうやってできたつながりが、その後仕事をしていくうえでも随分支えになりました。
司法書士は一人で仕事をする場面の多い職業ですが、何もかも一人で抱え込まなければならないわけではありません。
香川県には、新しく開業した司法書士をあたたかく支えてくれる先輩や仲間がいます。
人を育てる土壌があるのかな。私自身も、その中で育ててもらいました。
だから、これから香川県で独立したいという人がいたら、私は応援したいと思っています。
香川県で司法書士として独立する。
それも、とてもいい選択です。
勤務してから独立する道もある
もちろん、最初から独立する必要もありません。
勤務司法書士として経験を積んで、その後独立する道もあります。
実は、当事務所にも、勤務を経験した後に独立開業した司法書士がいます。
今でも同じ地域で働く司法書士仲間として、良い関係が続いています。
勤務して経験を積み、その後独立する。
そんな道もあれば、勤務司法書士として長く働く道もある。
勤務することは、独立を諦めることではありません。
むしろ将来独立したい人にとって、勤務司法書士としての経験が大きな財産になることもあります。
私はそう思います。
そして、独立しない司法書士がいてもいい
ここは、もう一つ大切にしたいところです。
勤務司法書士は、独立するまでの「途中の段階」だけではないと思っています。
司法書士という資格は、どうしても「独立」が一つのゴールとして語られがちです。
でも、全員が事務所を経営したいわけではありません。
司法書士として案件を担当することは好きだけれど、経営にはそれほど興味がない。
チームで仕事をする方が自分には合っている。
安定した環境で、司法書士として専門性を高めていきたい。
そんな人がいても当然です。
これから司法書士法人や、複数の司法書士が働く事務所が増えていけば、
「勤務司法書士として長く働く」
というキャリアも、もっと普通になっていくのではないでしょうか。
司法書士は、「独立できる資格」です。
でも、
「独立しなければならない資格」ではありません。
「独立か勤務か」ではなく、「独立も勤務も」あっていい
私は、どちらかが正しいという話ではないと思っています。
独立したい人は、独立すればいい。
まずは勤務して経験を積みたい人は、勤務すればいい。
勤務してから独立する人がいてもいい。
勤務司法書士として長く働く人がいてもいい。
東京や大阪などでたくさんの案件を経験して、いつか香川県に戻ってくる人がいてもいい。
大切なのは、「独立か勤務か」ではなく、「独立も勤務も」。
自分に合った働き方を選べることだと思います。
私が司法書士試験に合格した頃は、香川県で有資格者として勤務するという選択肢を、ほとんど見つけることができませんでした。
だから私は神戸へ出ました。
それはそれで、本当にいい経験になりました。
そして3年間勤務して、香川県に戻って独立しました。
今振り返れば、勤務も独立も、どちらも経験してよかったと思っています。
今は、司法書士の働き方にもいろいろな選択肢が出てきました。
独立を応援する文化がある。
勤務司法書士として働ける場所もある。
県外で経験を積んだ人が、いつでも帰ってこられる。
そんな香川県になったらいいなと思っています。
そして、今回も言っておきます。
香川県、いいところですよ。
独立しても、勤務しても(笑)。
次回は、もう少し踏み込んで、
「勤務司法書士として働くというキャリア」
について考えてみたいと思います。
「香川県で司法書士として働く」シリーズ
第2回 司法書士に合格したら、すぐ独立しないといけない?
→ 今回の記事
第3回 勤務司法書士として働くというキャリア
→ 近日公開
第4回 香川県で司法書士として開業するなら
→ 近日公開
第5回 香川県で司法書士として働く・暮らす
→ 近日公開
香川県へのUターンや、香川県で司法書士として働くことを考えている方へ。
独立・勤務など具体的な働き方がまだ決まっていなくても構いません。
当事務所でお答えできる範囲にはなりますが、香川県の司法書士業界について知りたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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