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相続が大変だ!相続税の増税?

公開日:2011年2月16日
更新日:2022年12月22日

こんばんは。

先日の三連休、風邪をひいて寝込んだおかげでゆっくりと本を読むことができました。 たまには、風邪引きもいいかも。

そういうわけで、以前「相続が大変だ」というタイトルが気になって購入した雑誌を読んでみました。

週刊 ダイヤモンド 2011年 1/22号 [雑誌]
相続が大変

¥690 Amazon.co.jp

主な項目は、以下のとおり

  1. 相続税の増税
  2. 節税対策
  3. 生前贈与のメリット
  4. 相続争いの回避
  5. 自分の相続をプランニング

1.については、ニュースなどでご存じかも知れませんね。増税になるらしい。と 現在の税制では、相続税がかかる人は4%程これでは、税収が足りない。と まぁ今の国会情勢では結論がどうなるかわかりませんが、、、

この主な原因は、バブル期に地価が高騰しすぎて、相続税が払えない人が増えたために、相続税の基礎控除を大きくしましたが、バブル崩壊後、地価が下がっても、基礎控除の引き下げが行われなかった事にあるようです。

課税対象の資産の総額-基礎控除=課税価格

ようするに、資産(の価値)は減ったのに、基礎控除は大きいままだから、相続税が課税されるほど資産がある人が少なくなったという事です。

主な改正点は、相続税における

『基礎控除の減額』、 『最高税率の引き上げと、税率区分の細分化』、 『死亡保険金の非課税枠の縮小』

と増税部分に目がいきがちですが、贈与税においては、

『親から子や孫に対する贈与税の税率の特例』、 『相続時精算課税の対象範囲の拡大』

など減税部分もあります。最高税率は上がりましたが・・・

そのこころは・・・

近年、高齢化社会によって世代間の資産移転が進まなくなっています。 相続によって資産をもらう頃には、相続人も高齢になっていて、結局お金を使いません。 お金がかかるのはもっと若い世代ですから。 贈与税を下げることによって、贈与をしやすくし、若い世代へ資産を移し、経済活動の活性化を図りたい!

といったところでしょうか。

相続税の増税による、税収増はおよそ3000億円だそうです。

たしかに、今回の改正によって、相続税の課税対象となる人が増えることは確実だと思います。

だからといって、まず『節税対策しなくっちゃ!』ではいけないと私は思います。

もっと大切なことがあるのです。

相続が大変だ!シリーズ

  1. 相続が大変だ!節税よりも大切なこと1
  2. 相続が大変だ!相続税の増税?
  3. 相続が大変だ!節税よりも大切なこと2